先日、ついに母から株式の贈与をしてもらいました!!
贈与の法的な知識はなく、アワアワしながら電話と郵送でやりとりしたので超絶時間がかかって、めちゃくちゃ疲れました…(お時間の取れる方は、帰省をおすすめします)
株式の贈与、ってなかなか経験談も少ないので記事にしてみました。
個人的にはすごく疲弊したので愚痴多めになりそうですが、ご容赦ください…涙
簡単に登場人物紹介です。

わたくし、よもぎです!
30代のワーママ会社員。一人娘なので、贈与に関して揉めることはなさそう(多分)

よもぎ母。
株式投資歴は恐らく30年前後?
最近の株主優待のネット申込が難しくて、そろそろ整理しようかなぁとは思っている様子。
性格がよもぎとは壊滅的に合わない。元々しょっちゅう衝突します。

ほぼ今回の話には無関係ですが(笑)よもぎ父。
2022年4月にアルツハイマー型認知症の初期と診断されました。
母とは離婚しているので、今回の贈与には関わってきません。
そろそろ父の金融資産を確認しておかねば…とおもっています…。
親の保有株式、生前贈与する?いつまで親自身で管理できる?
親御さんが、株式投資をされている方もいらっしゃるかと思います。
よもぎもそんな中の一人。
母はわたしが物心つくくらいから、投資をしていました。
運用額も、保有銘柄もほぼ知らず(家へ届く優待や、株主総会通知等でなんとなく見ることはありましたが)いつか貰いたいなぁ、とは思いつつも恐らく生前贈与を考えるほど将来相続がある訳でもなさそうだし、親自身もしょっちゅう証券サイトは開いていたようなので今のところは何もしないでいました。
今年の春に父が認知症の認定を受け、時折帰省するたびに株主優待のインターネット申込などを頼まれていて、電子化してきた手続きはもう高齢者には難しくなるよなぁ…とは感じていました。

スマホは持っているけれど、あまり使いこなせてはいません。
QRコードがうまく読み取れなくて、イライラ~!!

電話でヘルプ求められたけれど結局解決せず。
数日後帰省して、直接スマホを見て確認すると、カメラ設定で「QRコード読み取り」がオンになっていませんでした…
母はandroid使いでわたしはiphoneなので、操作の細かいところは母の状況説明が通じなくてリモートもなかなか厳しいなぁと感じました…
とはいえ、株主総会の通知も議決権も配当通知もまだまだ紙で届く日本。
今後ペーパーレスになっていくかとは思いますが、日本株の個人株主は高齢の方も多いこともあり、個人的には20~30年後以降なんじゃないの、と思っています。(※もちろんただの予想です!笑)
母も加齢でものわすれが激しくなってはきていますが、認知症の父を比べると違いを感じます。(例えば、朝食に何を食べたか。ものわすれは何を食べたか忘れますが、認知症は食べた行為自体を忘れる、と言われています)
だからまだあと数年は自分で管理できるのかな~と呑気に考えていました。
贈与の話って、子供からは進めづらい。どう話す?
春頃に、両親が熟年離婚したのをきっかけに、母から通帳の場所などを教えてもらいました。
全てよもぎにあげるから…とのことだったのですが、続けて住宅購入の頭金を申し出てくれたと思ったら近くに住んでほしいとの条件つき。
実家は隣県で、職場から通えなくはないけれど遠くなるし、そもそもわたしは母とは昔から不仲で(24のときに一人暮らしをしたのは、母と大喧嘩したのがきっかけでした。笑)、距離が離れていたほうがまだ穏やかに接せるから近くに住むことは考えられません。
母は「孫ちゃんの子育ても手伝えるし!」と言いますが、こちらが助けてもらうより、助けに行かねばならないことのほうが多くなるのが目に見えています…っていうか、長男の里帰りのとき母と喧嘩して10日で切り上げて帰ってきたくらいなんだから、母に手伝ってもらったらまた喧嘩しまくるよ…
親不孝ではありますが、近くに住みたくはないのでその話は断り、代わりにこどもたちへ生前贈与をしてほしいと話しました。
ところが反応は薄く、その時はスルーされてしまいました…。
なかなか子供からは話しづらいですよね。こども(孫)の教育費や、住宅購入時に話題になるご家庭が多いと聞きました。
きっかけはサブ口座のほうの証券会社のホームページリニューアル
スルーされたので、そんなことはしばらく忘れていましたが、ある日電話がかかってきて、
母「サブ口座のホームページがリューアルしてから、使い方わからなくって!!パニックで管理しきれないから、この口座はあんたにあげる!!!」と言われました。
急だな…。
よもぎの子育て費用に、とか元気なうちに、とかではなく、母の都合によりサブ口座(2つ証券口座を保有しています)を処分することになりました。
中身を初めて見せてもらいましたが、ビックリするくらいほぼ全銘柄含み損…!笑
そして確かに画面が見づらいし、操作性もイマイチ…。
手続き開始。贈与のための書類請求
サブ口座の証券会社では、電話で贈与のための書類を送ってもらうよう請求が必要でした。(メールでも可)
ちなみに後々わたしから電話することになるのですが、本人でなければ請求はできませんでした。
贈与のための書類には、贈与者・受贈者ともに自筆で記入する欄があるのでどちらかが全て記入する、ということは出来ませんでした。
ホームページからは、それ以降の手続きや記載例、必要書類等はどこにも載っておらず、全て母を通して書類をもらいました。
母も全ては覚えきれないようで「あとの必要書類は証券会社に聞いて!」と丸投げされ…(꒪⌓꒪)
証券会社さんには何度もお電話して、申し訳ありませんでした。
必要書類を準備(贈与契約書、印鑑証明書)
証券会社の様式の贈与手続き書類のほかに、
- 贈与契約書(写)
- 双方の印鑑証明書
が必要です。
贈与契約書については、個人間で結ぶものなのでこちら(贈与者、受贈者)で作成します。
インターネットに、ひな形があるので好みのものを拾ってきて簡単に作成しました。(仕事でこういうの慣れていて良かった…)

2部作成し、署名捺印して双方で保管します。
証券会社へ提出するものは、原本のコピーで大丈夫です。
捺印するハンコは、印鑑証明書と同じものを。
よもぎは印鑑登録していなかったので、この機会に役所へ行って印鑑登録を行い、印鑑証明書をもらってきました。
ここでまたトラブルが…。
母、印鑑証明カードがないと騒ぎ出す。(※母は以前から印鑑登録していました)
まぁあまり使わないものだろうから、仕方ないけど…えええ。笑
1週間ほどで見つかりました。
高齢者でなくても、これはあるよね…。
書類のやりとり
帰省せずに、電話と郵送でやりとりしたので時間がかかりました。
様式を送られてきた後に、贈与契約書が必要と知って結局またわたしから送って送り返してもらって…。
ミスがあって、また母へ返送したり!!!(爆)
可能であれば、帰省してその場で一緒に準備するのが良いかと思います…。
このくだりも、かなりお互い疲弊しました…。

はぁ…
もうこの話、一旦保留にする?

そうしたいくらいだけどさ。
でも正直また数年後にこれやろうってなったら流れ全て忘れてるだろうし、お母さんの認知機能とか行動力とか色々不安だから今やろうよ…
結局移管元の証券会社の口座を開くことに…
やっとの想いで、書類を揃えて証券会社へ送りました。
これでついに終わる…と思いきや、母に電話があったそう。
何の銘柄を、どのくらいの数量を今回贈与してもらうかは、母に選んでもらったのですが基本的に保有株式の一部(例:300株保有しているうちの100株など)が多かったため、申請していた他社証券会社への贈与は制度上できないとのこと。
一部ではなく、全株だったら可能なのだそう。
どうしても一部を他社証券会社へ贈与したい場合には、一般口座なら可能らしい…それは嫌だ。
書類を初めから書き直して贈与銘柄と数量を選定しなおすか、受贈者(よもぎ)の当該証券会社の口座開設になります、と説明され、疲弊した母は

って訳らしいから、作って。ごめんね。(てへぺろ⭐︎)
となりました。
まぁ、仕方ないよね…わたしもまた契約書から作り直して送って、っていうのはしんどい。
証券口座をこれ以上増やしたくはありませんでしたが、移管手数料も高かったので諦めてインターネットで口座開設手続きを行いました。
この仕組みは素人には全く知識がなく…
来年以降、もう保有している銘柄は贈与できないそうです。贈与までに売却すれば可能。
複雑だなぁ…今回は一部贈与してもらったものが大半なので、来年分までに売却するかこの銘柄を避けなくてはいけません。
無事に贈与。かかった期間は?取得価額はどうなる?
1週間ほどで、本人確認が終わり無事に移管元の証券会社でわたしの口座が開設されました。
口座開設のお知らせを受け取り、さっそくログインしてみると、既に贈与銘柄が移動されていました!!(母口座からは3日ほど前から消えていたそう。)
取得価額は、母の購入時のものが引き継がれています。
ふぅ〜…!!やれやれ、紆余曲折あったけれどなんとか無事に贈与が出来ました。
証券会社の方には本当に何度も問い合わせて、しかも恐らく母娘で同じような説明して頂いて…ご迷惑をおかけしました。
今回は同じ証券会社への移管でしたので、割とかかった日数は少なかったです。
これが別の証券会社になると恐らくほふりに10日ほど行方不明にされる(言い方悪くてごめんなさい 笑)ので、もう少し日数がかかったと思います。
よもぎ家の場合は書類請求にまず手間取り、母の印鑑証明書の取得に手間取り、書類もミスなどで郵送で何度かやりとりし、わたしの証券口座の開設待ちもあり…でトータル約2ヶ月かかりました。
帰省して、一緒に手続きして、書類もすぐに揃えられれば恐らく10日前後で手続きはできそうです。(同じ証券会社の場合です)
そしてこの作業を、年に1度、数年間繰り返す訳です…出来るのか…!?(꒪⌓꒪)
高齢者相手だと、本当にひとつひとつの作業が大変なので自分で管理できなくなりそうと感じたらすぐに贈与の手続き進めないと苦労が大きいと思います。
そして暦年贈与は、相続が発生した日から3年前の日までのものが無効となります。
せっかく節税のために暦年贈与したものでも、来年母に万が一のことがあると贈与財産として価額されてしまい場合によっては結局相続税がかかってしまうことも。(よもぎ家は多分大丈夫…のはず…)
なので余計に早めに動いた方が良いなぁと感じました。

長々とお読みいただき、ありがとうございました!
愚痴多くて、すみません…
贈与を考えるのであれば早めが良いとは強く感じましたが、高齢者も老後の生活もあるし、なかなか手放すことを考えられない方が多いようです。
まぁ仕方ないよね…
とはいえ、若い世代は可処分所得が少なくて大変だから、ぜひ前向きに少しずつでも渡してあげることを考えてほしいな…!
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