日々、保有資産の評価額と、実現損益を眺めては一喜一憂している初心者投資家よもぎです。

本当は、長期保有スタイルのものは日々の値動きなんか気にしないでいたほうが良いのですが。
狼狽売りは厳禁と心得ていますが、どうしても気になっちゃう…
今さらですが、「実現損益」の認識が間違っていたので改めて記事を書いてみます。
同じく投資初心者さんの参考になれば幸いです。
そもそも実現損益とは
実現損益とは、利益金額から損失金額を差し引いた金額です。
ここには手数料が含まれ、譲渡益税は引かれていません。

単純に、自分の受け取る金額(または損した金額)かと思っていましたが、少し違います
約定金額と、平均取得額が違う
約定した金額と、平均取得額に差異が出ます。

例えば、1,000円で100株買ったとします。 楽天証券の超割コースだと手数料が99円(税込)なので(100,000+99)/100=1,000.99円が平均取得価額となります。
ここがポイントで、小数点以下は税法上切り上げとなります。
証券会社での損益の表示は、あくまで税法上の表示となります。
なので、実際に1,000円で購入した株も、実現損益では1,001円と表示されます。
なぜ切り上げになるかというと、切り上げで計算したほうが税金が少し安くなるため。
1円抜きでは、実現損益はマイナスとなる
約定金額より取得金額が高くなることをご説明しました。
そうすると、低位株での1円抜き(株数を沢山買って、1円の差額が出たところで決済する)をすると、約定金額は手数料分の1〜2円高く表示されますので、同値撤退(手数料負け)または1円下で売ったような表示になり実現損益はマイナスとなります。
これはあくまで税法上の表示になりますので、実益はきちんとプラスになりますのでご安心ください。

実際の損益は、ご自身で計算する必要があります。
よもぎは普段、実現損益しか見ないからマイナス表示だとちょっとモチベーション下がるなぁ…

でも実際には利益が出ていて、税法上でマイナスってことは
この取引には税金がかからない。節税になるよ!

20%の譲渡益税がかからないって、ちょっとスゴイ
まぁ実際にやってみて、個人的に1円抜きは半丁博打に近いように感じたので、わたしは多分もうやらないかな…
楽天証券の評価損益がおかしい?実現損益がなぜ変わる?
当日の実現損益は、概算値での計算です。日中取引の損益は、翌営業日の朝に表示されます。
楽天証券より出典
と記載があります通り、後日確認したら金額が違う!ということもありますが、後から正しい数字に証券会社側で修正されています。

翌日見たら、昨日見た金額と違っていたのだけれど、あれは概算値だったのね。
まとめ:当日は概算値しか出ない、正しいデータは翌日朝
ずっと実現損益を少し誤解していたし、実現損益が少し変わるのがよくわかっていなかったのでスッキリしました!!
実現損益から20%の税金が引かれるのは、ただでさえ少ない利益がもっと減って悲しいですが、税金の計算が少しだけ有利なようになっていることを知れて勉強になりました。
少しずつ増やしていけるよう、これからも頑張ります(*´-`)
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