2回目のもの忘れ外来受診に付き添ってきたので、レポート第二段です。
前回の初診レポートはこちら↓
初診時の内容
初診時は、問診と血液検査を行いました。
そして外部クリニックにて、MRIを撮りデータを持参して2回目の受診に臨みます。
かかっているのは心療内科なので、MRIは設備のある外部のクリニックで受けてきました。
MRIデータは封筒に入っていて、少し気になりましたが封筒はしっかりと封がされているし、素人が見てもわからないだろうから開けずにそのまま持参しました。
今回の診察の流れ
まずはテスト
診療室に呼ばれ、看護師さんと机を挟んで向かい合わせに座りテストを行いました。
テストは約40分ほど。
- 今日の日付、季節
- 今いる場所の名前
- 総理大臣の名前
- 1代前の総理大臣の名前
- アメリカ大統領の名前
- か、から始まる単語を1分以内に思いつくだけ挙げる
- 動物の名前を1分以内に思いつくだけ挙げる
- 3つの単語を言われたあと、数分後に再度言う
- 100から7ずつ引き算していく
- 世界地図、を逆から言う
- 架空の住所名前を言われたあと、復唱する(3回)
- 図形の書き写しテスト
- 時計の文字盤を書き、言われた時刻の針を書く
- 黒丸が書かれている図を見て、指を使わずに黒丸の数を数える
- 「目を閉じてください」という紙を出され、その通りにしてください
- 「右手で紙を取り、半分に折って返してください」という指示後、その通りにする
- 手の動きを真似する
- 12個ほどイラストが描かれた紙を渡され、番号順に何が描いてあるか答える、その後王様に関係するものは?、南極にいるものは?、船に関係するものは?と聞かれる
- テーブルを叩き合う(先方が1回叩いたらこちらは2回叩く、など)
- 手のひらを上に向けて、「握らないでください」と言われた後重ねられる
前半が短期記憶のテスト、後半は理解力や長期記憶のテストかな?
総理大臣の名前は言えませんでしたが(1代前も)、バイデン大統領の名前は言えました。自国よりアメリカなの?(°_°)
今日の日付、なんと2016年と答えました…
わたしが父に対して違和感を感じ始めたのが5〜6年前なので、やはりその頃くらいから認知症が発症していたのかな…そう思うと切ないです。(※当てずっぽうで答えていたので、たまたまかもしれませんが)
後半は割としっかり答えられていました。時計なんかも問題なし。
ひと通り終わると退室して、再度待合室で待機。
先生からの診断
呼ばれて診察室へ。
まずは、前回行った採血の結果の紙を渡されました。
血液検査は問題なし。甲状腺などに異常があるともの忘れなどの症状が出るそうですが、甲状腺は正常値でした。
続いて、MRIの結果。
画像データを、先生のPCに表示して見せてくれました。
ぽつぽつと白い点があり、それは脳に巡っている光ファイバーのような神経が弱くなってしまったり途切れてしまったりしている状態だそう。
ただ老化によるもので、特別悪いというわけではないそうです。年相応とのこと。
脳の萎縮具合も、画像データではそれほど海馬の萎縮も見られないそうです。
事前にネット上で萎縮した画像を見ていたので、覚悟をしていたのですが少し拍子抜け…あれ?意外と大丈夫なの?
最後にテスト結果。
100点満点中、72点でした。
80〜90点台が、MCL(健常者と認知症の中間。認知症予備軍と言われるグレーゾーン)といわれ、72点ということは認知症が始まっています。
短期記憶のところが特に悪かったので、画像データなどと総合的に判断して、診断をつけるならアルツハイマーかな、というお話でした。
診断結果の伝え方が、すごくソフトで、さすが心療内科の先生だなぁ…とショックを受けている自分とは別で頭の片隅でそう感じていました(^◇^;)
結果はもちろん予想ついていたし、そのつもりで受診していましたが専門家に言葉にされるとやはり少しショックでもありました。
認知症の受診は何回で診断がおりる?
父の場合、2回(外部でのMRIも合わせると3回)で診断がおりました。
予約は1週間ほどで取れたので、約3週間かかりました。
今後の方針
認知症に劇的に効くお薬はありませんが、少しでも進行を遅らせるお薬を処方しましょうか?と聞いてくれて、父も同意してくれたので出してもらうことにしました。
まだ年齢も若い(そうなの?笑)ですし、やれることはやったほうがいいだろう…と言われ最終的には2種類使いましょう、ということに。
まずは副作用が出ないか確認するために、少量を処方して様子見。この量では効果は期待出来ないので、副作用がなければ量を増やすそうです。
次回は3週間後。うーん、さっさと効く量飲み始めたいけれど…色々あるのかな。
診断が出たことだし、介護保険を申請したい旨を話して意見書を書いてもらうにあたってのアンケート?のようなものを書いて受付に渡しました。
本日のお会計は約800円。(1割負担)
地域の高齢者包括センターへ介護保険の申請へ
薬局でお薬をもらい、その足でそのまま地域の高齢者包括センターへ行き介護保険の申請書を書いて提出しました。
以前1度電話したことがあり、その時対応してくれた職員さんが説明してくれたのでこちらの事情もわかってもらえたので助かりました。
もう1人職員さんが来てくれて、父の相手をしてくれました。体操教室を勧められ、「そんな爺さん婆さんの体操は、必要ないよ!」と言っていて今後デイに通ってもらえるか不安に…

あなたも完全に爺さんです!!泣
やっぱりデイに行くのも嫌がるだろうな…合うところ見つかるといいのだけど。
遅い時間だったので、駆け足での説明になりましたが色々と資料などを渡してくれて直接行って良かったなぁ…と思いました。
この後聞き取り調査で訪問があるので、今は調査日程の連絡待ちです。
役所の方が来るとシャキっとしてしまうの、あるあるらしいので同席予定です。
父の場合、身体は元気だし病識もないので、父のいないところでこっそり困りごとを伝えなくては…

次は介護認定!
なんとか介護予防サービス受けるところまで頑張ります!
訪問介護や、通所介護の基本情報などが詳しく解説されているサイトで勉強中です。
特に「通所介護とは?利用するメリットや料金などについて徹底解説!」のページが個人的にはすごく参考になりました◎(上部タブの「通所介護全般」より飛べます)
「けあタスケル」さん

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