もうすぐ息子5ヶ月。
そろそろ離乳食開始の時期になりました。
ちょっと憂鬱なので開始時期は遅くするつもりですが(^◇^;)(※もちろん、適正範囲内ですよ!)
図書館から本を借りてきたり、区の離乳食講座を受けてきたりして勉強中です。
区の講習会の際に、卵の進め方が変更になったことを聞きましたが、本はまだ古い情報のものが多いので、まとめてみます。
2019年3月 国のガイドライン変更
2019時3月に、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定となりました。
「授乳・離乳の支援ガイド」とは、厚生労働省が作成していて、自治体や産院などの医療機関の参考となるガイドラインです。
そこで大きく変わったのは、卵の開始時期。
従来のガイドライン | 今回の改定 |
卵の開始時期:7〜8ヶ月頃 | 卵の開始時期:5〜6ヶ月 |
離乳食初期から与え始めましょう、ということで開始時期が前倒しになりました。
卵はアレルギー原因食品になりやすい

卵は、アレルギー原因となる食品トップです。

元上司の息子さんが小さい頃重度の卵アレルギーだったらしく、それはそれは大変だったらしい…

アレルギーの発症率は、離乳食初期から慣らしていくことによって軽減できる
「アレルギー の原因となる食品を与える時期は、遅くする」と昔は言われていましたが、根拠のないことがわかっており、今回の改定でも適切な時期に始めることが大事だと書かれています。
研究で、離乳食初期から少しずつ慣らして食べさせた赤ちゃんのほうが、卵アレルギーを発症しづらい結果が出ています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
卵の与え方 卵の離乳食の始め方 いつから始めるのが適切?
離乳食初期(5〜6ヶ月)
離乳食を始めてモグモグすることに慣れてきた頃から。
黄卵から始めます。量は耳かき1杯分から。
卵は卵白のほうがアレルギーが出やすいです。(もちろん卵黄がダメな人もいますし、黄卵卵白両方ダメな人もいます)
ゆでたまごを作って、なるべく早めに黄卵と卵白を分けましょう。時間が経つと、僅かですが浸透してきます。
離乳食中期(7〜8ヶ月)
卵白を少量から始めます。
ガイドラインの目安としては「卵黄1個分から全卵3分の1」となっています。
離乳食後期〜完了期
離乳食後期には全卵2分の1、完了期には全卵2分の1から3分の2が目安です。
少しずつ増やしていきます。
卵の開始時期以外の変更点
卵の開始時期について以外の変更点は、
- 母乳育児がアレルギー疾患の予防になるという明確なエビデンスはない
- 母乳育児でも混合育児でも、肥満児のリスクは変わらない。
ということも謳われています。
昨今の母乳崇拝が進みすぎている世の中に対して、混合や完ミのお母さんに対して罪悪感を感じないでもらえるといいですね。
昨年度以前の書籍や、周りの意見に気をつけて
2019年3月改定なので、最新の情報にアップデートされていない書籍や、おばあちゃんもいらっしゃいます。
もちろん以前はそれで良かったのですから、問題はありませんがアレルギー疾患の予防に効果があるなら初期から少しずつ慣らしていってあげたいですよね。
卵アレルギーって、避けるものが多くて本当に大変そう…。

元上司の息子さんは、小さい頃お菓子等がほとんど食べれなかったそう。
お菓子大好きな時期に、食べさせてあげれないのは可哀想ですよね…
お友達のおうちに行くときも要注意だし、なかなか気が抜けません。
アレルギー疾患に関しては、最新の研究などから新たにわかることもありますのでぜひ最新の情報をチェックしてみてください。
もしアレルギーでも数値によりますが、適切な治療(経口負荷試験を経て、量を決め少しずつ食べさせていく)で治ることもあります。
一昔前はアレルギーの食品は完全除去、という方が多かったと思いますが卵などは出来れば克服したいですよね。
アレルギー反応が出てしまっても、諦めず小児科医や、大きい病院の皮膚科などでご相談を。


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